家で生まれた子猫様が、死にかけました。
「なんか体調が悪そうだな?」
と思っていました。
トイレに行かずに、その場でもらしたり、
行動がおかしかったです。
顔を良く見てみると鼻が真っ白に・・・
親猫が激しく威嚇するので、あまり関わっていませんでした。
触るとしばらく親猫が、面倒をみなくなるので控えていたのです。
とりあえず動物病院へ。
診断の結果・・・
「残念なお知らせですが、死ぬことを覚悟してください」
「助からないかもしれません。」
といわれました。
「・・・」
自分はとくに、感情に変化なし。
だって子猫様ですよ。
生まれたばっかりだし。
受け入れられず・・・
深呼吸して、緊急事態こそ落ち着く。
検査と治療法の種類と金額の説明を受ける。
「優先順位は?」と獣医の先生に聞き、
血液検査とノミ駆除をやってもらいました。
血液がほとんど取れなかったです。
猫特有の伝染病を検査するだけの血液は取れず。
2滴ほどの血液で検査をしていただきました。
血液の濃度が8
生きていくには、最低でも30は欲しいとの事。
極度の貧血、死ぬ寸前の状態。
脱水症状もひどい。
点滴とa/dという缶詰をもらって帰宅しました。
点滴は皮下注射で、らくだのようなコブができています。
ここに点滴が入っていて、3時間ほどかけて吸収されるとの事。
4時間ほどしたら様子を確認。
親猫様から子猫様を取りあげます。
缶詰をあげるとヨロヨロとしながら少しだけ食べる。
「本当に死んでしまいそうだな・・・」
悲しい気持ちがこみ上げてきて、しばらく呆けてしまう。
自分ができることを、後悔しないようにやろう!
猫用ミルクをスポイトで強制的に飲ませます。
「お前は、大切な家族なんだよ」
と言う気持ちを込めて、念入りにブラッシングをしました。
子猫様が、小さな声でゴロゴロと。
さらにブラッシングをしていると・・・
急に立ち上がり、缶詰をバクバクと食べ始めました。
その後、水を必死に飲んでくれます。
「おお!」
希望が持てます。
「がんばってくれ!」
毎日動物病院へ、点滴に通いました。
マグロ・かつお等のお刺身。
牛肉・豚肉・鶏肉を焼いて食べさせます。
後で知ったのだが、豚肉は寄生虫の関係でよくないらしい・・・
「食欲さえ戻ればこっちのもの」
部屋も掃除し、毎日毛づくろいと遊び相手をします。
親猫様が、人間がくると烈火のごとくお怒りになりますが、
子猫様のためなので我慢をしてもらいます。
親猫様ですが、写真ではゲージに閉じ込められているように見えますが、
扉は解放されていて、自分でゲージに入っています。
人間に触られないように、【逃げ込んでいる】という表現が正しいです。
人間がいなくなるとゲージから出てきて、くつろいでいます。
1週間の点滴、通いでした。
そして再検査です。
血液の濃度は8から23へ改善。
まだまだ貧血ではありますが、良い傾向。
食事に気をつけ、経過観察していきます。
あとノミ殲滅をやりたいですね。